投資信託を購入する際やもっと言えば、投資をする際に、必ず考えておかなければならないのが、リスクリターンです。

リターンとは

リターンとは、投資によって得られる収益のことです。

投資信託には、譲渡益や分配金といった利益がありますが、これらの投資を行うことによって得られた利益のことをリターンと呼びます。リターンと聞くと、ポジティブな感じがしますが、損失が出てしまった場合もリターンであることに変わりはありません。損失が出てしまった場合には、マイナスリターンと言ったりします。

リスクとは

リスクとは、収益の幅のことを言います。言い換えると、投資信託の値動きの幅です。

一般的には、リスクという言葉は、危険性といった意味で使われることが多いですが、投資の世界では、そうではありません。リスクが高いということは、危険性が高いということではなく、収益のブレが大きいということになります。

投資の世界においては、リスクが高いことは、決してネガティブなだけではありません。リスクは、値動きの幅を表していますので、リスクが高いということは、大きく損をする可能性がある一方で、大きく稼ぐことができる可能性もあるということになります。リスクが低ければ、大きく損をする可能性は低いけれども、大きく稼げる可能性も低いということですね。

リスクとは標準偏差

投資の世界では、リスクは、過去の運用成績を基に求められ、標準偏差で表されます。ちなみに、標準偏差は、σ(シグマ)で表記されます。投資信託の運用成績を調べてみると、標準偏差という項目があったりします。これこそが、その投資信託のリスクです。

何やら数学っぽい難しい話になってきましたが、1σの範囲内に収まる可能性は、68.3%、2σに収まる可能性は、95.4%、3σに収まる可能性は、99.7%です。

例えば、年間の平均リターンが5%、リスクが20%の投資信託があったとします。この場合の1年間のリターンは、-15%~25%に収まる確率が68.3%、-35%~45%に収まる確率が95.4%、-55%~65%に収まる確率が99.7%ということになります。

リスクとリターンの関係

一般的には、大きなリターンを求めるのであれば、リスクの高いものに投資をする必要があります。ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンが投資の原則です。

ハイリスクハイリターンの投資商品の代表格は、株式です。一方のローリスクローリターンの代表格が、債券になります。つまり、投資信託を購入する際も、大きなリターンを求めるのであれば、株式に投資をしている投資信託が向いていますし、リスクを抑えたいのであれば、債券に投資をしている投資信託が向いているということになります。