投資信託を保有していると、運用報告書というものが交付されます。運用報告書は、決算毎に作成されるもので、どのくらい利益が出たのか、どのくらいの費用がかかったのか等、運用の実績について記載されています。運用報告書は、運用会社が作成して、販売会社を通して、投資家に交付されます。

運用報告書は、投資信託を保有していれば、郵送で送られてきたり、販売会社や運用会社のホームページ等から閲覧することができます。

運用報告書に記載されている主な項目

  • 運用実績
  • 費用
  • 分配金
  • 今後の運用方針

運用実績

期間中の運用実績について、詳細が記載されています。

期間中の基準価額や純資産総額の推移や直近5期以上の基準価額や純資産総額の推移等が記載されています。また、ベンチマークとの差異も記載されています。

投資信託の運用成績を記載している非常に重要な項目ですので、必ずチェックするようにしましょう。

費用

期間中の投資信託の費用について、記載されています。

投資信託を保有している間は、ずっと信託報酬がかかります。信託報酬は、目論見書等に記載されていますので、投資信託の購入前でも把握しておくことができますが、運用報告書で、ぜひとも確認しておいてもらいたいのが、いわゆる投資信託の隠れコストです。

実は、投資信託を保有している間は、信託報酬の他、隠れコストとも言うべきコストを負担しなければなりません。売買委託手数料、有価証券取引税、保管費用等が、この隠れコストにあたります。

これらの隠れコストは、決算後でないと、いくらかかるのかが分からないので、目論見書にはいくらかかるかまでは記載されていないのですが、決算後の運用報告書には、隠れコストを含んだ投資信託の実質コストが、バッチリ記載されています。

隠れコストをチェックしてみると、実際のところは、意外とコストが高い投資信託だったということもあり得ますので、隠れコストについては、運用報告書でチェックしておいた方が良いです。

分配金

分配金が、いくら支払われたのか、分配原資がどの程度残っているのか等が記載されています。

また、当期の収益から支払われた分配金の金額と、これまでに繰り越されてきた当期以外の収益から支払われた分配金の金額も分かりますので、チェックしておくと良いでしょう。当期の収益以外から支払われている分配金が多いようであれば、気を付けておいた方が良いかもしれません。この状態が続けば、分配原資は減り続けていくからです。

分配金目的で投資信託を購入している場合は、運用報告書で、分配金についての詳細を必ずチェックするようにしましょう。

今後の運用方針

今後のファンドの運用方針について記載されています。基本的には、目論見書に記載されている運用方針と同様の内容が記載されているはずです。

運用報告書は必ずチェックしよう

運用報告書には、投資信託の運用の成果の詳細がまとめられています。今後の自分の資産運用を考える上で、非常に有益な書類ですので、必ずチェックするようにしましょう。

投資信託には、自分の大切な資産の運用を任せているということをお忘れなく!