コモディティとは、原油を始めとしたエネルギー、金やプラチナ等の貴金属、大豆やトウモロコシ等の穀物といったような、投資の世界で商品と呼ばれるもののことを指します。コモディティも、株式や債券、不動産と同じように、ひとつの投資対象となっています。

商品と言えば、一般的なのは、金(ゴールド)でしょう。金もコモディティの一種です。ただ、金以外のコモディティへの投資というのは、あまり一般的ではありませんよね。

しかし、コモディティを投資対象とする投資信託やETFを利用すれば、誰でも簡単にコモディティへの投資ができるようになります。また、コモディティの世界でも、インデックスが整備されていて、インデックスファンドの中にも、コモディティに投資をする投資信託がありますので、コモディティへのインデックス投資というのも可能です。

コモディティは、株式や債券といった伝統的なアセットクラスとは異なる特徴を持つことから、資産の分散先のひとつとして候補に挙げてみても良いかもしれません。ただし、少しばかり特殊な資産でもありますので、しっかりとその特徴をつかんでおく必要があります。

コモディティのメリットとデメリット

コモディティのメリット

株式や債券との連動性が低い

コモディティのメリットとして、まず考えられるのが、株式や債券といった伝統資産の値動きとの連動性が低いことです。他のアセットクラスとの連動性が低いということは、分散投資をする際の投資先として、有力な候補となります。

インフレに強い

コモディティは、物価との関連性が高いアセットクラスです。物価が上がれば、コモディティ価格も上がる傾向にありますし、物価が下がれば、コモディティ価格も下がる傾向にあります。

現金だけで資産を保有しておくと、インフレになった場合のダメージが大きいです。インフレとは、物価が上がって、貨幣価値が下がることだからです。そのため、現金だけで資産を持つのではなく、他の資産に分散投資をすることが必要だと言われるのですが、コモディティは、物価との連動性が高いことから、インフレに対して強く、コモディティに投資をすることは、ひとつのインフレヘッジになります。

コモディティのデメリット

コストが高め

コモディティファンドは、コストが高い傾向にあります。というよりも、はっきり言って、高いです。販売手数料については、高めに設定されてはいるものの、インデックスファンドを中心に、販売手数料無料のノーロードファンドもあります。ただ、信託報酬は、インデックスファンドであっても、他のアセットクラスに比べると、かなり高くなっています。

コストが高いと、それだけ大きなリターンを上げなければ、利益となりませんので、コモディティファンドに投資をする際には、できるだけ手数料が低いものを選ぶようにしましょう。インデックスファンドの場合は、なおさらですよ。

リスクが高め

コモディティは、一般的に、ハイリスクハイリターンと言われます。リスクが高いということは、それだけ、期待できるリターンも大きくなるので、デメリットにもメリットにもなり得ますが、値動きが荒っぽいということには、注意が必要です。

コモディティをポートフォリオに加えることは、資産の分散としては有効な方法のひとつですが、コモディティに投資をすると、ポートフォリオ全体のリスクも高くなりますので、リスク管理には気を付けておきましょう。

為替リスクがある

コモディティに投資をするコモディティファンドでは、海外のコモディティ市場に投資を行うことから、為替リスクがあるのが一般的です。つまり、収益は、為替の変動の影響を受けるということ。コモディティへの投資でプラスのリターンを得ていても、為替の変動次第では、利益が少なくなったり、損失が発生する可能性があるということです。

ただ、コモディティファンドの中には、為替ヘッジをしているものもありますので、為替リスクを避けたい場合には、為替ヘッジありの投資信託を選ぶと良いですよ。

もちろん、為替変動によって、利益が大きくなることも考えられますし、通貨も分散できますので、為替リスクがあることは、一概にデメリットとも言い切れません。ただ、コモディティファンドに投資をするということは、為替リスクを負うということだけは、頭に入れておきましょう。