投資信託やETFの中には、ブル型ベア型と呼ばれるものがあります。ブルベアファンドは、一般的な投資信託やETFとは、少し異なる性質を持っています。先物やオプション等を利用して、レバレッジを効かせた取引を行い、ベンチマークとするインデックスの値動き以上の成績を上げようとするのが、ブルベアファンドの特徴です。

レバレッジというのは、てこのことで、資金よりも取引を行うことができることを言います。例えば、10,000円の資金で、20,000円の取引を行ったりできるのが、ブルベアファンドなのです。レバレッジは、FXの経験がある方にとっては、馴染みのある言葉だと思うのですが、FXをやったことがないという方には、聞き慣れない言葉だと思います。

レバレッジがかかっていると、自分の手持ちの資金よりも、大きな投資ができるので、その分、リターンも大きくなりますし、リスクも大きくなります。ブルベアファンドの特徴は、そのようなレバレッジが効いた取引ができるという点です。

ブル型ファンドとは

ブル型ファンドは、レバレッジ型とも呼ばれ、ベンチマークとするインデックスの数倍の値動きをするように運用されるファンドのことです。例えば、TOPIXの2倍の値動きをするようなファンドのことを言います。

ブルというのは、雄牛のことで、雄牛が角を下から上に突き上げる様を意味しています。つまり、市場が上昇傾向にあるという強気相場を表した言葉です。そのような状況にピッタリなのが、ブル型ファンドということになります。

ベア型ファンドとは

ベア型ファンドは、インバース型とも呼ばれます。インバースというのは、逆という意味で、ベンチマークとするインデックスとは逆の値動きをするファンドのことを言います。ベアと言えば、熊のことですよね。投資の世界におけるベアという言葉は、熊が上から下に爪を振り下ろす様を表していて、弱気相場を表現した言葉になります。ベア型ファンドは、ブル型とは逆で、弱気相場にピッタリのファンドということです。

例えば、TOPIXをベンチマークとするベア型ファンドを購入すると、TOPIXが上がったら、損をしてしまいますが、TOPIXが下がったら、利益が出るような仕組みになります。そのため、指数が下落傾向にある場合や今後の下落が見込まれる場合に武器となるファンドと言うことができます。

ちなみに、ベア型ファンドにも、レバレッジを効かせて、インデックスの数倍の値動きをするように運用されているものもあります。

リスクの拡大には要注意

レバレッジを効かせることができるというのが、ブルベアファンドのメリットではありますが、レバレッジをかけるということは、期待リターンが大きくなると同時に、リスクも大きくなることを意味します。大きな利益を得られる可能性がある分、大きな損失を被る可能性もあるということですね。

確かに、大きなリターンが期待できるため、魅力的なファンドであることは間違いありませんが、リスクの取り過ぎには注意しましょう。話はそれますが、FXが危険と言われる大きな理由のひとつが、レバレッジを効かせた投資法であるという点です。FXの場合は、最大で、投資資金の25倍もの取引ができるため、非常に大きなリスクを背負う格好になります。レバレッジというのは、それだけ、注意すべきものということです。

ブルベアファンドは、初心者向けの投資信託とは言えませんので、投資信託デビューに活用することはおすすめしませんが、投資信託や投資に慣れてきたら、選択肢のひとつとして検討してみても良いかもしれませんね。ただし、しつこいようですが、リスクマネジメントは十分に徹底しおきましょう。