投資信託には、ベンチマークというものが設けられているものがあります。ベンチマークとは、投資信託が運用の目安としている基準で、株価指数や債券指数といったインデックスが用いられます。

分かりやすいところで言えば、日経平均株価やTOPIXといったところがインデックスに該当します。ベンチマークを設けている投資信託は、これらのインデックスを基準に運用を行っていることになります。

ちなみに、すべての投資信託が、ベンチマークを設けている訳ではありません。ベンチマークを設けている投資信託もあれば、設けていない投資信託もあります。

ベンチマークとインデックスの違い

ベンチマークとインデックスは、よく似た意味合いを持っていますが、別の言葉です。

インデックスというのは、株価指数や債券指数といった指数のことです。例えば、日経平均株価やTOPIX、ダウ平均株価といったものです。これらの株価指数は、ニュースを観ていれば、よく見聞きしますよね。これらをインデックスと言います。

一方のベンチマークは、投資信託が、運用の目安として設けているインデックスのことを言います。日経平均株価をベンチマークにしている投資信託もあれば、TOPIXをベンチマークにしている投資信託もあります。ベンチマークとして用いられるのが、インデックスなのです。

アクティブ運用とパッシブ運用

同じインデックスをベンチマークにしている投資信託でも、運用方針が全く同じとは限りません。投資信託には、アクティブ運用とパッシブ運用という2種類の投資スタイルがあります。

アクティブ運用は、市場平均を上回る成果を目指す運用方法のことで、パッシブ運用は、市場平均に連動するような成果を目指す運用方法のことです。

ということは、同じインデックスをベンチマークに設けていても、アクティブ運用の場合は、ベンチマークを上回る成果を目指していて、パッシブ運用の場合は、ベンチマークに連動するような成果を目指しているということになります。

ちなみに、アクティブ運用を行う投資信託のことをアクティブファンド、パッシブ運用を行う投資信託のことをインデックスファンド(パッシブファンド)と言います。

運用成績とベンチマークを比較しよう

投資信託が優れた成果を上げているかどうかというのをチェックするのに、ベンチマークは役に立ちます。

例えば、投資信託の基準価額が上がっている場合、その理由が、投資信託が優れているからなのか、市場全体が好調だったからなのかは、基準価額だけを見ても、分かりませんよね。もしかすると、市場全体が好調だったため、基準価額が上昇しただけで、実は、ベンチマークとしているインデックスよりも下回る成績しか上げられていないかもしれません。

アクティブファンドの場合は、ベンチマークを上回る成果を上げられているか、インデックスファンドの場合は、トラッキングエラーがないか(ベンチマークとかけ離れた運用を行っていないか)をチェックすることは、非常に大切です。

投資信託を選ぶ際や保有している投資信託を評価する際には、ベンチマークとの比較をして、運用成績をチェックしてみましょう。