アセットアロケーションとは、資産配分のことです。株式や債券、REITコモディティといったそれぞれの資産の分類をアセットクラスと言いますが、これらのアセットクラスに、どのように資金を配分するかを決めたものをアセットアロケーションと言います。

アセットアロケーションの重要性は、いろいろなところで論じられていますが、リターンの80%以上は、アセットアロケーションで決まるとも言われています。アセットアロケーションは、投資信託で資産を運用していくためには、それだけ大切なことなのです。

投資信託で資産を運用する際には、まず、アセットアロケーションを決めて、それに沿って、それぞれのアセットクラスに投資をしている投資信託を購入していくことになります。

アセットアロケーションの目的

アセットアロケーションを決める目的は、できるだけリスクを抑えながら、大きなリターンを得るためです。

卵はひとつの籠に盛るなという格言にあるように、リスクを抑えて、安定的なリターンを得るためには、分散投資が欠かせません。そこで、どのようなアセットクラスに、どのくらいの資金を配分していくかを決めることが、アセットアロケーションです。

アセットアロケーション次第で、リターンに見合わないリスクを背負うこともあれば、リスクの割に大きなリターンを得られることもあります。

また、最適なアセットアロケーションというのは、人それぞれ異なります。ある程度のリスクは覚悟してでも、大きなリターンを得たいという方もいれば、リターンは小さくてもいいから、できるだけリスクを抑えて資産を運用したいという方もいます。

自分の資産状況やリスク許容度等を考慮した上で、自分にとって最も効率的なアセットアロケーションを決めることが大切なのです。

アセットアロケーションとポートフォリオの違い

アセットアロケーションとよく似た言葉にポートフォリオがあります。ポートフォリオとは、個別の金融商品の組み合わせのことを言います。

これだけでは分かりにくいと思いますが、例えば、国内株式に50%、国内債券に50%投資するといったように、それぞれのアセットクラスへの配分方法を決めたものがアセットアロケーションです。対するポートフォリオは、Aという国内株式クラスの投資信託に25%、Bという国内株式クラスの投資信託に25%、Cという国内債券クラスの投資信託に50%投資するといったように、それぞれの個別の金融商品の銘柄の組み合わせのことです。

アセットアロケーションの方が、マクロ的な意味合い、ポートフォリオの方が、よりミクロ的な意味合いを持っているということですね。

ということは、投資信託で資産運用を行う際の流れとしては、まず、アセットアロケーションを固めて、それぞれのアセットクラスにどの程度の資金を配分するかを決めた上で、個別の投資信託を購入して、ポートフォリオを組んでいくという流れになります。